ANPI NEWS&EVENT NEWS

JICA長野デスク離着任式

  • 2024/01/11

2021年1月12日から3年間、長野デスクとしてお務めいただきました木島史暁さんが任期満了で本日1月11日に離任となりました。

木島さんは2018年10月から2020年3月までJICA青年海外協力隊員として東アフリカのウガンダへ派遣後、そのご経験をJICA長野デスクとして県内外の小中高で児童生徒の皆さんをはじめ各種団体等からご要請を頂き、ご自分で見聞きしたウガンダの状況や体験談などを通じて、国際協力とSDGs、異文化理解の促進にご尽力されました。

更には、信州大学(農学部)×農業、佐久大学×医療・介護、長野県立大学×SDGsといった大学連携にも多大なお力添えをいただきました。

またウガンダ派遣中の実体験として、現地で「発熱が4日続くと死ぬ」と聞かされていたマラリヤに感染、発熱3日目の夜は「明日死ぬんだ!まだやりたいことがあるのに!」と人生を悔いた思いが、その後の「満足できる人生を送ろう」というモチベーションになっているとも伺いました。

本日、これまでの御労苦を労い(公財)長野県国際化協会のマキナリー理事長から御贐を、春原副理事長から花束を贈呈いたしました。

後任となるムーア美紀さんは長野県のご出身で、やはりJICA青年海外協力隊として2019年1月から2021年1月まで観光隊員としてタイ国に派遣され、その後、新潟県胎内市で地域おこし協力隊としてお務めの経験をお持ちです。

本日の式において、木島さんからムーアさんに文字通り「襷とバトン」をお渡しいただきました。

新長野デスクとして、今後とも当協会となお一層の連携をお願いしつつ、今後益々のご活躍をご祈念申し上げます。

マキナリー理事長から贐の贈呈

春原副理事長から花束の贈呈

長野デスクのバトンが手渡されました!

セーブ・ザ・チルドレン子ども給付金 新入学サポート2024について

  • 2024/01/05

セーブ・ザ・チルドレンでは、日本国内の子どもの貧困問題解決に向けた活動として、生活上・経済的な困難がある家庭のお子さんの卒業や新入学に関わる費用の負担軽減を目指して、新中1・新高1になるお子さんを対象に以下のとおり給付金事業を実施いたします。

支援者の皆様におかれましては、お知り合いで該当と思われる方への周知、申請支援などご対応いただければ幸いです。

【給付内容・募集人数】

対象の子ども一人につき、卒業や新入学に関わる費用の一部を給付いたします。

  • 新中学1年生:3万円 (定員:400人)
  • 新高校1年生:5万円 (定員:600人)

返還の必要はありません。該当する学年であればきょうだいでお申し込みいただけます。

※申請は1月10日(水)正午から。

※募集要項はこちら https://willap.jp/t?r=AAAIIryyr4ZOT9qZz9dKTHXQnYKtklQef6GaUw 

日本語のほか、やさしい日本語/英語/中国語/ポルトガル語/スペイン語/ベトナム語 をご用意しています。

【対象条件】

  • 申請時に、2024年4月に日本国内の中学校や高校等に進学予定の新中学1年生または新高校1年生であること
  • 申請時に日本国内に居住し、以下の対象条件A~Cをすべて満たしていること

対象条件A. 現在の生活状況

現在の生活状況が①~⑤のいずれかの条件に当てはまること

① 対象となる子どもまたは同居している家族に障害がある。

② 対象となる子どもまたは同居している家族に日常的な支援または介護を必要とする疾病がある。

③ 対象となる子ども・保護者の両方またはどちらかが日本語を母語とせず、日常生活を送る上で日本語によるコミュニケーションが困難な状況で支援を受けている。

④ 対象となる子ども・保護者の在留資格が不安定、無国籍といった理由で公的支援が利用できない。

⑤ 上記①~④以外で下記に該当する。

ア. 対象となる保護者が家庭内暴力(DV)を受けている、または、それにより避難している。

イ. 対象となる子どもが保護者の代わりに、未就学のきょうだいのケアを日常的に行っているために学校の遅刻や欠席が多い、あるいは成績が落ちてしまうなど学業に支障が出ている。

ウ. 疾病・障害以外の理由で父母以外が対象となる子どもを養育しているなど、家庭環境に事情があり支援を受けている。

エ. ア~ウの条件以外で生活上相当な配慮が必要な状況にある。

対象条件B. 保護者の年間所得

保護者の年間所得(ひとり親の場合は1 人、ふたり親の場合は2 人)の合計が、セーブ・ザ・チルドレンが設定した条件を満たす世帯であること

※詳しくは募集要項をご覧ください。

対象条件C. 卒業・入学に関わる費用負担について

対象となる子どもの卒業・入学に関わる費用を用意することが難しいこと

【申請期間】

2024年1月10日(水)正午~1月26日(金)23:59

※1月10日(水)正午に申請用のページが公開になります。

本給付金に関するご不明点やご質問などございましたら、「よくある問い合わせQ&A」ページ( https://willap.jp/t?r=AAAIIryyr4ZOT9qZtNMIu6wgilStklQef6GaUw )をご参照いただくか、下記の問い合わせ先よりご連絡ください。

【申請に関する問い合わせ先】

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 国内事業部 新入学サポート2024担当 岩井

〒101-0047東京都千代田区内神田2-8-4山田ビル4階

問い合わせフォーム:https://willap.jp/t?r=AAAIIryyr4ZOT9qZ9EhLihyaSGytklQef6GaUw 

Email: Japan.kodomosupport@savechildren.or.jp

※日本語、英語以外の言語でのお問い合わせは、時間を要することがあります。

 

多文化共生フェスティバル「千曲万博2024」に参加します

  • 2024/01/05

1月28日10 :00 〜15:00、千曲市戸倉創造館で開催の多文化共生フェスティバル「千曲万博2024」に参加します。
当日は以下の催事を計画しています。
大勢の皆さんのお越しをお待ちしています。
①ポルトガル語でミサンガ作り※初催事です
②風船アート※初挑戦です
③缶バッチ制作(アルクマバージョン好評です)
④サンタ・プロジェクト募金活動
詳しくは以下をご覧ください。
 
 
 
 
 

2023長野インターナショナルクリスマスキャロルにてサンタ・プロジェクト募金活動を行いました

  • 2023/12/19

2023年12月16日 13:00~14:30までの間、ながの東急百貨店前広場にて開催されたインターナショナルクリスマスキャロルに合わせて、外国籍児童就学支援事業=通称サンタ・プロジェクトの募金活動を行いました。

明け方の降雨が心配されたものの、午後には日も差す暖かい陽気に恵まれて盛会に開催できました。

限られたお時間でしたが、本当に多く皆さんから募金(募金総額24,555円)をお寄せいただきましたこと、この場にて厚く御礼申しげます。

いただきました募金は、趣旨に則り従来に引き続き、県下北信、東信、中信、南信の各地域にて、各小中学校や地域日本語教室にて先生方をはじめ指導者の方々のご相談や児童生徒の日本能力の検査や学習支援、日本語教室の運営支援、高校への進学ガイダンスなどに活用をさせていただいております。

これからもご支援ご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。

サンタ・プロジェクト事業については、以下ページもご覧いただければ幸いです。

http://www.anpie.or.jp/santa_project/index.html

今年度のサンタ・プロジェクト事業の様子は、ANPIニュース冬号にも掲載しています。

2023年 ANPIニュース冬号

 

    アルクマの右奥で募金を行いました

クリスマスキャロルの様子

 

 

信大附属中 総合的な学習の時間「あさひのプロジェクト」成果発表会

  • 2023/12/14

信大附属長野中では、今年度から始めた総合的な学習の時間「あさひのプロジェクト」で、生徒自らの興味・発案による29の探求活動チームを結成、目標に向かって取組み12月13日に成果発表会が開催されました。

このプロジェクトのコンセプトは、

「これからの社会を生きる私、よりよい社会の構築に向けて、

             今の自分ができる実践を通して自己の生き方を見出そう」とあります。

 

様々なテーマがある中で、ここでは長野県国際化協会並びに長野県多文化共生相談センターの活動に関心をお寄せいただいた「26  地球人の会」の活動報告をご案内します。

この会は「異文化交流を通じて互いを理解し、偏見や差別のない地域、多文化共生社会を目指すと共に、長野市で暮らす外国人がより楽しく不便の無い生活をおくることが出来る地域にする。」を活動目標に掲げ活動を行ってきました。

6月 株式会社ネクストップ・NaGa International(多言語スクール)にてALTの先生にインタビュー

7月 芹田小学校(日本語教室)との交流(初回:自己紹介と初めての交流)

  長野県多文化共生相談センターへヒアリングで「やさしい日本語」の勉強

  (就学旅行時)午前:品川国際交流協会へ外国人と関わるうえで大切なことのレクチャー

         午後:浅草浅草寺周辺にて外国人観光客へインタビュー

11月 午前:校内PTAバザーにてレクチャーとサンタ・プロジェクト募金活動

   午後:ワールドフェスタ in 長野2023に長野県国際化協会ブースにて運営のお手伝い

12月 芹田小学校(日本語教室)との交流(2回目:記念作品作り、日本語ビンゴゲームなど)

 

これらの活動を通じて、外国人とのコミュニケーションを図るうえで、①伝えようとする姿勢や積極性、②相手の立場になっての話し方、③相手の伝えようとしていることを感じ取ることの大切さを学び、自ら実践で取組んだ様子が発表されました。

そしてこの発表会は、成果発表のみならず次年度に自分達の活動に興味を示し引き継いでくれる後輩へのプレゼンテーションでもありました。限られた時間の中で、後輩の生徒たちは自身の関心がある複数の発表を巡り選択を絞り込み、一方の発表する3年生は、回を重ねる毎にプレゼンのコツを掴み聴講する生徒の関心を誘っていました。

 

聴講者のお一人(当時の招致委員会の活動に携わった方)から、98年長野冬季オリンピック招致活動の一環で取り組んだ「一校一国運動」について言及、過去の経過から今に至っていることへ思いを寄せることも国際交流の理解を深める一助になる、これを皆さんに伝えていくことも我々の役目とおっしゃっておられました。

今も附属中の昇降口の横に当時のルクセンブルクとの交流の証となるレリーフがあります。

 

生徒達の活動「地球人の会」は、必ずや後輩の皆さんに引き継がれていくと思いますし、国際交流・多文化共生社会への取組みは決して特別なものではなく、各々の皆さんがそれぞれの場面で国際理解への関心を促すことから始まることを感じました。

26 地球人の会

 

あさひのプロジェクト チーム一覧

あさひのプロジェクト チーム一覧

発表の様子

長野県多文化共生相談センターでの気付き

 

後輩へのメッセージ

チームに求める人材

昇降口のレリーフ